2008/12/30 (Tue) やりました！

無事「千年の夏」最終話までをアップさせる事ができました！
小説書くようになって長いですが、二次創作でこんな長いのを書いたのは初めてです。「楽しみにしてます」とお言葉を下さった皆さん、応援有難うございました！　改めまして海より深くお礼申し上げまする（深々）。

これで本編は終了ですが、番外編が２本頭の中に残っているので、それを書いて本当におしまいです。コレは本当に「予定は未定」というやつなので鋭意執筆中とさえ言えませんが、超弩級な希望的観測で、来年の夏までには何とかなると思います。

では裏話に参ります。

三人の愛の巣（笑）というか愛の隠れ家（大笑）というか、この話の舞台ですが。
最初スイスあたりをイメージしていましたが、不思議発見でインドのダージリン近郊にある高山リゾート地を見て、「あ、ここもいいな」と思いました。バカンスで避暑中、というつもりで書いたので、多分遠くまで高飛び（笑）したでしょう。カナダや軽井沢でもいいかな～。
夏のリゾートと言えば海なのに、山なのは、そっちの方が書きやすかったからです。だって海水浴なんて、もう何年行ってないか…。

折角バカンスに来ても、雑用（家事）は全部自分がやるはめになっちゃうスクアーロ（哀）。ベルが手伝うはずはないし、綱吉は使い物にならない（自分のせいでもあるし）ので、お母さんよろしくまめに働いてらっしゃいます。ぶつぶつ言いつつも、寝る時のために頑張ってます（うわ）。

エロに突入したら裸祭りになってしまいました（汗）。タイトルを「ENDLESS SUMMER NUDE」と変えようか悩んだ位です。三人のカラダの表現に力が入ってるように見えましたら、それは気のせいというものです。
一番力を入れたのは、二人のテクの区別です（爆）。

片や二十代、片や三十代という年齢と経験の差を考慮に入れて、「ベルは勢いで、スクはねちっこく」と想定しました。そうしたらベルが純情青年風に、スクがオヤジになってしまった……（吐血）。
ベルが舐め魔、スクが噛みつき魔のようになりましたが、ベルを「猟犬」と例えた辺りから、「ベル＝犬、スク＝サメ（やっぱり）」をイメージするようになりました。犬に限らずだいたいの動物はそうですが、舐めるのは親愛の証です。なので舐めまくって貰いました。
スクですが、これには根拠がございます。ツ○ヤの専門書コーナーで、サメの生態について書かれた本を見つけて、立ち読みして帰りました（買えよ）。その中に
「雄のサメは喧嘩で性器を失う事があるので、２本ついている。また交尾中、雄は雌に噛みつくので、雌の体は傷だらけである」
と書いてあったので、スクにも適用しました。綱吉に痛い思いをさせてしまいましたが、鮫なりの愛情表現です。

最後にタイトルの由来。
「千年の夏」とは、シンガポールを植民地化したイギリス人が言った言葉です。北海道より緯度の高いイギリスの夏は短く、冷涼です。対して赤道に近いシンガポールは常夏の国。本国に比べて湿度も高く、うだるような暑さが一年中続く気候を、「千年の夏」と表現したそうです。
お互いに気持ちがずれたままで関係を続ける三人に使いたかったんです。真夏の太陽より熱い熱情に振り回される彼らの、ある夏の日のお話でした。

ここまで読んで下さり、有難うございました！　番外編も頑張ります～！