2012/10/20 (Sat) 京鹿子娘道成寺を観て

Eテレで観たんですが、まあ、桜でいっぱいの背景で踊る役者の美しい事。
調べると、これはかつて漫画日本昔話でもあった安珍清姫伝説の後日談らしいですが、知らんでも十分楽しめます。伝説は、美形の僧侶に振られた女が逆恨みして追いかけて、恨みのあまり蛇になり、僧侶が隠れた鐘ごと相手を焼き殺す話（異説あります）。後日談は、後に再建された鐘まで恨む清姫の話です。

歌舞伎ではなく長唄ですが、歌詞が良いんですよ。
「我も五障の雲晴れて、真如の月を眺めあかさん」
「言わず語らず我が心、乱れし髪のみだるるも、つれなきは唯うつり気な」
「ふっつり悋気せまいぞと、たしなんでみても情けなや」
「露を含みし桜花、さわれば落ちる風情なり」

こんな蘭日か南蛮サンド書きたい、と役者さんに見とれる振りして萌えまくったのは言うまでもなく(笑)。
つい鎖国設定になってしまいますが、普←日←（子）独もいけそうだなと思います。