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常識日記

日々の雑事や感想など。看板に偽りありです! ※スパム対策でコメントは非表示にしてあります。

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日曜に知り合いのお見舞いに熊本へ行きました。母のリクエストで「近くにあるから、水前寺公園に行きたい」と言うので行きました。
そうしたら何と! 例大祭だとかで、偶然にも流鏑馬神事の時間帯に! ここには神社がありまして、細川氏と縁の深い神社らしいです。入場したのが開始時間丁度だったので、どこだどこだと騒いでいたら、慣れてるのか見かねたのか(きっと後者)、写真屋のおじさんが「馬と人のお清めの儀式があるから、本番はまだ」と教えてくれました。一緒に神事について書かれたプリントもくれました(じーん)。ミナミですれ違ったら怖い感じのおじさんでしたが、いい人でした(お前)。


地元のでかい神社でも流鏑馬はしてますが、実際に目にするのは初めてでした!
左から順に射手、矢取り、口取り。
射手の方は鎌倉時代を再現した衣装です。下半身に付けているのは子鹿の毛皮! 靴もカケ(弓道用の手袋)も鹿皮です。
矢取りは的に二人ずついて、放たれた矢を回収する係。カナダさんちの人がいました(驚き)。
口取りは馬の手綱を引く人です。馬が馬場に入ってくる際も誘導します。その時は馬を引きながら走るので重労働です。
この他、的ごとについて御幣を振って準備が出来た事を伝える「弊振り」と、写ってませんが馬場中央の櫓で太鼓を叩いて開始の合図を送る「太鼓」、次の天長地久式で鏑矢を渡す「介添」がいます。


天長地久式。馬場をお清めした後、貫頭(一番の射手)が、口伝の呪文を唱えながら「天下泰平、万民息災、五穀豊穣」を祈願して、鏑矢を三回、放つ動作をします。一回ごとにそれぞれ天・地・人を意味します。これは天。
この「万民」には、当然のように馬も含まれているそうです。牛は……きっと入ってる。信じてる。
この後、馬場を普通に馬が駆け抜ける「素馳」があって、いよいよ流鏑馬式です。


後ろ姿が美しいです。
連写モードを使いましたが、何分携帯なのと私の腕前のこととて、この程度です。馬が走ってる所、初めて生で見ました! 時代劇や戦バサで聞き慣れたあの音が本当に……! あ、戦国時代に流鏑馬は廃れたそうなので(江戸時代に復活)、政宗様もたしなむ程度だったかも。
生の迫力は言葉になりません。的と的の間は約50mで、馬場の総延長は約200m。馬はこの距離を僅か20数秒で走り抜けます。これぞまさに人馬一体の技…!
もっとも、うちの母は馬糞の臭いの方がより強く印象に残ったそうです(大笑)。子供の頃以来だったそうですから怒らないで下さい。

ちなみにこの時矢(神頭矢と言って、先は尖っていません)が命中した的、縁起物として貰えます。くじ引きしたんですが、当たりました! しかも貫頭さんのサイン貰っちゃった! その御利益があったのか、とある臈長けた雰囲気のご婦人と、ほんのちょっとだけ立ち話しました。
細川元首相のご令室でした(驚愕)。思わず帽子脱いでしまいました……(礼儀)。道理で神主さんも氏子の皆さんも、えらく丁寧な態度だったはずだ……。雰囲気がその辺の人と違ったのは本当です。

流鏑馬、また見たいです。

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