2015/05/30 (Sat) 出かける時は忘れずに

父が遭遇した話ですが、行き倒れのお年寄りに出くわしたそうです。
息子に会いにバスで来たら、途中で具合が悪くなったそうで、父とそのお連れとで救急車呼んだり色々したそうです。
幸い障害者手帳をお持ちだったので、それでご老体の身元と住所は判明。しかし、ご老体の仰る息子さんの住所にその人はいないんです。勘違いなのか最近問題の徘徊老人なのか（おそらく後者）……。これは、田舎とか都会とか関係はないですね。

ご老体の説得も大変だったが、一番大変だったのはいつまでも来ない救急車だった、とは父の語る所です。いやもう本当に来ないらしいです。電話での情報収集に熱心で。場所とご老体の様子の確認は分かりますが、ご老体の名前を聞かれた時は往生したそうです。もし身分証明書持ってなかったらどうすれば良かったんだ。そしてどうにかなったらどうする気だ。責任は何処にあるんだ。まあ、様子の確認だって「早く来い！」って話ですが（実際、そう言いたかったそうです）。少なくとも救急車に素人が乗っては来ないだろ。
そしてしつこく通報者の事も聞かれたという……。事件の可能性もある訳ですが、ちっとも救「急」車じゃないな、と思った次第です。改めて救急車をタクシー代わりに使う輩に怒りを覚えました。
あ、因みに消防車もいつまでも来ません。あちらは「第一通報者＝犯人」と思います。

出かける時は財布と携帯、そして身分証明書を忘れずに。