2020/05/16 (Sat) もう鬼滅感想

新型コロナの影響が、遂に私にも降りかかってきました。
職場が、再来週から一週間休業が決定しました。一応給料の補償はされますが、「その一週間は休みではない」という、「修学旅行は遊びではない」理論で何が何だか。しかも、発表当時内容は全く決まっておりませんでした。「学習期間」と銘打たれておりますが、中高年だらけなのに一体何を身に着けさせようって言うんだよ。職場に出てこさせるんだったら大した意味ないぞ。そもそも人手不足で３密になり得ない環境だし。
うちの職場、一応通信教育制度があるんですが、誰に聞いてもどこへ申し込めば良いのか知らないんですよねえ……。これを活用するくらいの知恵は持ってるでしょうけど。多分。

では本題です。

鬼滅。今週は全部これに持って行かれました。主人公にあった補正がラスボスとしての適性って……。一話で炭治郎が三郎爺ちゃんのお言葉に甘えてなかったら、鬼殺隊と鬼の一族の運命は逆転していた。ある意味どころでなく、三郎爺ちゃんが真の救世主。
少年漫画って、強さで敵をねじ伏せていく肉弾的な話が王道ですが、鬼滅は「もし」の要素が強いですよね。前述した三郎爺ちゃんの件もですが、禰豆子が最初に噛まれた事（何で禰豆子の血で鬼の毒が飛ぶのか、も説明されましたね）、しのぶさんの薬が残っていた事、カナヲの片目が無事だった事、これらの内一つでも欠けていたら駄目だった。この辺りに先生の哲学を感じます。「行き当たりばったりじゃねーの」「後付けじゃない」という向きもあるでしょうが、人生ってそんなもの、と言うかその積み重ね。もっと現実的な話すれば、鬼殺隊関係者全員、産屋敷家がどうにかすると思うんですよね。しのぶさんがメートル法使ってた所から察するに、産屋敷家は軍にパイプを持ってる。大正当時、庶民は尺貫法を使ってましたが、軍は世界基準のメートル法を使ってました。
あと、話の終わり方が凄く綺麗。雪の日に始まって、花咲く日に終わる。血の匂いで壊れた幸せが、笑顔で戻る。
生き残った者達の運命が良い方に転がっていきそうで良かった。