2020/05/24 (Sun) 遂にこの日が来てしまった

ワンピが終わる時にも、また同じタイトルをつけるんだろうと思います。

職場から出された課題は終わらせたから、後はタンスの整理しつつ遊んでやるぜ！　三日間はいつもと同じだけ拘束されるけどな！

では本題です。

鬼滅。何度か読み返しましたが……鬼になった人達は転生してないんだな。前回の表紙で、珠世さんだけ後ろ向きだったのはこの暗示なのか。人の為に尽くしても、人を食った事実は消えない。きっぱりと筋が通ってるのがこの世界で、鬼も人も共にある優しい世界がキメツ学園。安直にパラレル世界と結びつけなかったところに作者の矜恃を感じます。この世界で、希望が持てそうなのは継国兄弟。時透君の先祖だから、まあ似た様な感じかなと。
青い彼岸花の事もさらっと明かされましたね。私はてっきり、ありえない物の喩えかと。それは鬼には見つけられないわ……。これで、鬼にまつわる全てが絶たれたと思うと、本当に時代が変わった気がします。その中でも産屋敷さん…多分輝利哉様でしょうけど（大正時代にあの年齢なら可能性はある。それにしても反動が凄い）、昔話的に鬼と鬼殺隊の話を子孫にして、子孫達はおとぎ話と思ってるだろうから、何となくカルデアのマスターの老後を思わせます。善逸伝もそんな感じで受け取られてるし。
煉炭的には、前回の「杏寿郎さん」呼びと今回の桃寿郎君と炭彦君で昇華されたので満足でございます。ワニ先生にとっても、煉獄さんは大事なキャラだった、若しくは煉獄さんの様な人がいたんだなと思います。
いきなり現代ではなく、鬼殺隊の皆のその後が見たかった人もいるそうですが、私はこれで良かったです。あのまま続いたらただのラブコメじゃないですか。あの時代、歴史的にもどんどん暗くなっていきますからね。善逸や千寿郎君は確実に、伊之助も入籍したタイミング次第では兵隊に取られる。ようやく戦いを終えたのに、また生き死にの憂き目（しかも今度は人間相手）を見る皆を見るのは辛いです。もう、殺し合う時代を生きなくてすむ皆の姿を見せてくれて感謝しています。
私、最終回はあの耳飾りがなくなるシーンを想像してました。鬼との全てが絶たれる象徴的な。でも、耳飾りも刀も鍔も、ちゃんと現代の竃門家に残されてて。語られない歴史の証人として残っているのに、安堵しました。
ワニ先生、お疲れ様でした。またいつか帰ってきてください。