2019/04/27 (Sat) WJ感想（No.21）

暑いのか寒いのかよく分からず、着る物に困っています。合い着って持ってないんだよなあ。
でもやっぱり気温が高いようです。もうバラが咲きました。
時に、世間は今日から１０連休とやららしいですが、どのような身分の方が謳歌するんでしょうか。かなり純粋に知りたいです。出来れば腰痛と腱鞘炎になる呪詛をかけたいです（具体的）。

では本題です。

石博士。元村長のあんたが、何で名無しの出自を知らなかったのかが疑問だよ。
約ネバ。いくらデジタルでも、そして私が字書きでも、この描き込み気が遠くなりそう……。
ブラクロ。スパコミがえらい事になりそうですね。
神緒。そうそう、昔のラブコメ主人公は努力家だった。
呪術。１周年……何か長かった気がする。おめでとうございます！
ヒロアカ。成る程、他人の痛苦はどうでも良いから、ずかずか踏み込んでこれるのね。
アクタージュ。これって、千世子初登場のシーンに被せてきた？
鬼滅。この作品の底流には、「理不尽」や「報われ無さ」がありますよね。努力や才能でどうにもならないもの。それを「運命」や「寿命」で片付けるのは、よくやる事だけど非情な事ですね。

ワンピ。表紙。まあローさんならシャンブルズでルフィの飴（限定）をちょろまかせるけど。
本編。そのローさんから。ローさん、仲間を疑われた事に腹を立て、出て行ってしまったと。ルフィがいないと、かつての死の外科医が帰ってくるのね。「信頼し合えねぇ者同士が、死線で背中を預けられるとは思わねぇ！！」ほう、つまりあんたは２回会って、１回共闘しただけの男に、命やら本懐やら、諸々ごっそり預けたと……。ずっと思ってたけどローさん、本当にのめり込むタイプだね。首ったけってこう言う奴の事ですよ。コラさんがいなかったら、メンヘラのヤンデレまっしぐらだよ。そしてそんな重い愛を向けられて、潰れないルフィの包容力よ。これが海賊王の底力……。
ウソップは、あーあとしのぶに悪態ついてますが、ナミちゃんはしのぶをフォロー。女同士と言うより、ナミちゃんも年単位で耐えがたきを耐えた女だからな。時にナミちゃん、その着付けは異人さんとばれますよ。そんな、どこかほのぼのとした空気を引き裂く怒鳴り声。都落ちしてきた新入りだそうです。九十九髪の婆様曰く、「『花の都』は将軍に忠実で、金を生み出せる者しか住めない」つまり、栄えてるようでも、一歩間違えれば転落するのか。尾田っち、見てる所は見てるのね。
新入りは三人。役人を金で買収していた放火魔と、家の建て直しに使う木材を扱っていた材木屋、そして、遺族の悲しみに付け込んで、高い布施を巻き上げていた僧侶兼桶屋（棺桶の事）。つまり、グルの悪党共。よく見るとこの坊主、小紫に入れあげてた生臭坊主じゃないか。生臭どころか破戒僧の典型じゃないか。「”表”でいい顔した、とんだ悪道者達だったが、面白い事に、昨日死んだ絶世の美女、花魁『小紫』に三人ともホレ込んで、貢ぎに貢いで破産しちまった」良く出来た末路ですねえ。こんな気持ちを、溜飲が下がるって言うんですね。ナミ「だとしたら、あの花魁は知っててやったのね！」知らなくても、金を吸い上げるだけ吸い上げるのが仕事ですから。しかし、花魁ともなれば客を選り好みできますから、間違いなく狙ってやった事ですね。さすがおでん様の娘。因みにこの三人、ヤスさんがお世話してあげてると。ウソップ、ヤスさんを世話好きと評しますが、掛け値無しの良い人だよ、もう。何せ、町中の病人の所に顔を出しては、水と僅かな食糧を置いて行き、子守までする始末。ここでは水も食糧も、大変に貴重な物。そんな様子に、ウソップは「景気が良い」と言いますが、そんな事はなく。実はヤスさんにはトコちゃんという娘がおり、その子が都へ売られて働いて、その稼ぎをヤスさんに仕送りしているのです。え、あのトコちゃん！？　そう言えば口元が似てる。ヤスさんは、そのお金で食糧や水を買っては、働けない人達に配り歩いているのです。「自分は食う物食わずにね」それどころか、娘も売られて、身を切られるより辛いだろうに。「顔も体もふざけてるけど、あの人は昔からみんなに愛されてた」言う事は言いますね、婆様。しかし、本当に徳の高いお人であられる。
そのヤスさんは、何故かウソップ・ナミに代わって、麦わら一味＆光月家連合軍と車座に。あの、誰にでも分かる暗号のお陰で、何も知らないヤスさんも「決戦」のことを知りました。「作戦壊れちまったね。敵にも知れ渡っちまって」案外察しの良いヤスさん、もう取り返しのつかない事態になってしまった所まで察してくれました。「しかし、あっしは”足に逆さ三日月”を彫るってのも知らなかった。そんな同志もいる」え、と言う事は、その印のない同志もいるって事か。それに、あの札は主に都で、足に印のある者相手に配っていたから、足に印のない者には伝わってない。ヤスさんと足に印のない同志との間にパイプがあるなら、まだ多くの仲間がいる。そこはかとなく希望が繋がりそうな匂い。「錦えもん君達にも伝えておくんない！！　あたしらも、必ず共に戦わして貰ぇますよって！！」そう言い残して、ヤスさんは飛び出していきました。ここで、置いてけぼり感漂ってたサンジ君が発言。「あのオヤジの話聞いてても、おめぇらとの関係性がいまいちわからなかったんだが」うん。読者も同じ。そしてそれは、肝心のしのぶ＆カン十郎も同じでした。おい、熟女くノ一！　人の事責める割には脇が甘いな！？　「それがし達を”君”や”ちゃん”で呼ぶもので。もしやかつて偉い方であったなら、聞くも無礼……！！」何重にも気を遣う日本人の悲しき性！！　たった今までピンチになったって話をしてたんだから、警戒しろよ！
さて、一方兎丼は最早、処刑でも相撲大会でも何でもなく、ヒョウじいによるワノ国流覇気講座になっていました。「お前さんらが覇気と呼ぶ、それをワノ国では”流桜”と呼び、“流れる”という意味を持っている」出てきました、“桜”。和のテイストで話を進めるなら外せない。“流桜”、普通に変換すると“竜王”ですね。カイドウとモモは竜に変化する能力者、オロチはその眷属とも言える八岐大蛇。まあ、だからなんだと言われても。「力むのではなく…不必要な場所の”覇気”を拳に流すのだ………！！」あ、それ、ルフィが苦手な奴だ。ヒョウじいの言う通りにしようと心がけますが、いつもの武装色です。しかしそれでも、ほぼ一撃KO。クイーン、興業としては失敗ですが、「オイオイ倒しすぎだバカ野郎！」と、おしるこをすすりつつご満悦。とりあえず、プレジャーズはちょっと強い雑魚程度のようです。
そして夜も更け、就寝時刻に。同時に処刑もまた明日。土俵の上で伸びるルフィとヒョウじい。当然、土俵を囲む様に見張りがいて、食事抜きです。「明日はおれ、ミイラになってんぞ！！」ああ、肉を食わせてあげたい。ヒョウじい、「何故、カイドウと戦う！？」とルフィとこそこそ話。外科医、これ以上部下をぞんざいに扱わないであげて！　ルフィ、見張りを覇王色で眠らせて話し始めます。「『四皇』わかるか？　世界の海で皇帝って言われる大海賊が４人いて、“カイドウ”もその一人だ」え………ルフィが説明キャラに……！？　嘘、説明されても「不思議」でほとんど片付いてた子が……！　あ、思えばローさんの説明を聞いてたっけ。ローさん、いつの間に嫁の教育を……！　これは見てない所で、色々躾けているのは確定！　ありがとう外科医さすが外科医！　やはり貴方はドクターハートスティーラーだよ！（意味不明）
「おれは『海賊王』になる男だから、そいつら全員倒さなきゃならねぇ！！」「『海賊王』……ロジャーの様な男かい？」「ゴールド・ロジャー知ってんのか！？」「ずいぶん昔……。この国に上陸した時にな」やっぱりロジャーと面識があった。「錦えもんもそう言ってたな……！！」あ、人の話聞いてた！　ルフィたん、貴方やっぱりローさんに（以下略）。「錦えもん！？　お前さんこそ、なぜその名を」だんだん話が確信に近づいてきた＝ややこしくなり始めた所で、思わぬ顔が乱入。カリブーの中に入った雷ぞうです。ルフィもびっくりですが、馴染みの登場にヒョウじいもびっくり。
「し…信じ難い……！！　お前達、本当に２０年の時を越えて、あの日の『ワノ国』からやって来たというのか！？」「おれはお前が信じがてぇよ！！　カリブー！！　何だよ雷ぞう、おれの手錠の鍵だと思ったらコイツのだったって！！」お前かよ！　と言うか、お前がいた事忘れてたよ！　カリブー、何とかルフィに取り入りました。ただ、あっさりしすぎてて警戒しています。それには雷ぞうも賛成。隠密行動に便利な能力だからな。
その傍らで、何かを噛み締めているヒョウじい。「危なかった。もうここで野垂れ死ぬだけと、死を受け入れていた………！！　『赤鞘』の侍達は生きていたのか……！！　おでんの子『光月モモの助』は生きていたのか……！！　まだ反逆の火は………消えていなかったか…！！！」知らされた事実に、ヒョウ五郎親分の魂に火がつきました。ヒョウ五郎親分もルフィ達に協力を申し出ます。曰く、この採掘場と同じ規模の作業場が４カ所あり、ここで働かされている、何万という囚人のほとんどは、オロチへの反逆で捕らえられた人々。つまりここは、超巨大な火薬庫。「ここには国中の怒りが集まっている！！　かつてのワノ国を裏で支えたヤクザの親分達も………みな、ここにいる。おれが口をきこう。皆、喜んで『光月』の為に戦う！！」生き証人である雷ぞうもいる訳ですし。ちょっと思い出しましたが、カリブーも表紙連載で、かつてカイドウに反逆した人物と勘違いされてましたね。あれがリンクする事はないんでしょうか。カイドウつながりとは言え、外国の話だから、世界会議辺りと絡めてくる？
新しい希望が見えてきました。しかし、そこに近づく巨大な影……。いやあ、不吉な予感しかしない。

では今週は以上です。